園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

雑草として生えたスベリヒユを食べなかった後悔|食用栽培と自然発生の心理的な壁

2026-02-09

「食べられると分かっているのに、なぜか手が出なかった」。これが結論に近い独り言だ。庭に勝手に生えたスベリヒユを、結局一度きりしか食べなかったことを、今でも少し後悔している。

夏本番、切り株の横から勢いよく生えたスベリヒユは、見るからに立派だった。触るとぷっくりしていて、水分を含んだ茎がひんやりしていた。写真を撮る余裕があるくらいには余裕があった。

以前、一度だけおひたしにして食べたことがある。ぬめりがあって意外とうまかった。でも「雑草として生えているもの」という意識が邪魔をして、それきりだった。「本当に大丈夫か?」という不安が拭えなかった。

後悔は、後から来る。「ちゃんと洗えば良かっただけじゃないか」「栽培してるのと何が違う?」と自分に突っ込むようになった。食べ物として見るか、雑草として見るか、その境目は自分の気持ちだけだった。

なぜ踏み切れなかったのか。安全性よりも、気分の問題だったと思う。勝手に生えた=信用できない、という思い込みがあった。

今なら、育てるかどうかに関わらず、状態を見て判断するだろう。雑草と食材の線引きは、案外あいまいだった。



スベリヒユの記事をまとめて見る