クレマチスが朝だけ立ち枯れ状態に…土は湿っているのに萎れたときの勘違い体験談
2026-02-09
「あ、終わったかもしれない」そう思った朝だった。鉢植えのクレマチスは、花も葉も力なく垂れ下がり、明らかに立ち枯れ寸前の姿だった。前日も水やりはしていて、指を突っ込むと土はむしろベチャっとしている。水切れではないのは分かっていたから、余計に頭が真っ白になった。病気?細菌?ウイルス?一度そう思うと嫌な想像ばかりが浮かぶ。
その日は風が強く、朝の気温も急に上がった日だった。念のため葉水をして、半ばパニック状態で室内に取り込んだ。部屋の空気はひんやりしていて、湿度も外より高い。そのまま様子を見ていると、一時間ほどで葉がピンと張りを取り戻し始めた。「え…?」と思いながらも、そのまま外に戻したが、夕方になっても何事もなかったかのようにシャキッとしている。
正直、その日は一日中落ち着かなかった。「やっぱり何かの前兆じゃないか」「夜にまた萎れるんじゃないか」そんな不安が頭から離れない。過去に立ち枯れで一気にダメにした経験があると、余計に疑心暗鬼になる。クレマチスは急に逝く、という話を何度も聞いてきたからだ。
結局、その後も同じ症状は出なかった。思い返すと、風による蒸散と急激な環境変化が重なった、生理的な一時的ストレスだったのだと思う。当時は「土が湿っている=安心」と思い込んでいたが、株全体が受ける負荷はそれだけじゃない。
今振り返ると、異変を見た瞬間に「病気だ」と決めつけてしまったのが一番のミスだった。すぐに処分しなくてよかったし、逆に慌てて薬剤を使わなくてよかったとも思う。クレマチスは意外と気まぐれで、こちらの想像以上に環境の変化に敏感だ。「まだ生きてるかもしれない」と一呼吸置くこと、それがあの朝に学んだことだった。
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