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サニーレタスは虫に強いと思い込んでいたら全滅しかけた話|無農薬でも大丈夫だと油断した春先の失敗談

2026-02-10

「レタス系は虫に食われにくい」って、どこかで聞いた気がしていた。それを疑わずにサニーレタスを育てていたのが、今回の失敗の始まりだった。確かに最初のうちはきれいな葉が広がっていて、朝露に濡れた緑を見ながら『今回はうまくいってる』と思っていた。けれど、ある朝、葉の縁が微妙にギザギザしていることに気づいた。気のせいだと自分に言い聞かせて、そのままにしてしまった。

時期は4月中旬、場所は関東の住宅地の小さな家庭菜園。昼間は20度を超える日も増え、夜はまだ少し冷える、そんな微妙な季節だった。雨上がりの翌日、葉の裏を何気なくめくった瞬間、小さな芋虫と黒いフンがいくつも付いているのを見つけて、背中がゾワっとした。「え、こんなに?」と思ったときには、すでに何枚も穴だらけだった。

正直、かなりショックだった。無農薬でいけると思い込んでいたし、サニーレタスなら大丈夫だと勝手に決めつけていた。「まだ食べられる葉もあるし…」と迷いながら収穫を先延ばしにしたのも後悔している。日が経つごとに虫食いは広がり、触ると指先に青臭い匂いが残る。葉をむしるたびに「なんで気づかなかったんだろう」と同じ言葉が頭をぐるぐる回った。

結局、被害がひどくなった株は撤収することにした。残った葉も洗ってみたけれど、細かい食害痕が気になって、全部は食べきれなかった。防虫ネットを張るという選択肢もあったのに、「レタスだから平気」という思い込みが判断を鈍らせていたのだと思う。

振り返ると、春先は虫が少ないというイメージに縛られていたのが一番の原因だった。気温が上がり始めると、一気に虫の動きも活発になる。その変化を甘く見ていた。当時は葉の成長ばかり見て、裏側や周囲の様子をちゃんと観察していなかったのが悔やまれる。

今なら、最初の小さな違和感を見逃さないことの大切さがわかる。『まだ大丈夫』と自分に言い聞かせず、一枚でも異変があれば立ち止まるべきだった。サニーレタスは強い、という思い込みが一番の敵だったのかもしれない。



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