梅の実が多すぎて不安…生理落果を知らずに慌ててしまう初心者の落とし穴
2026-01-09
春に花が終わり、気がつくと梅の木にびっしりと小さな実がついている。去年は不作だったのに、今年は枝の先から先まで実だらけで「こんなに付いて大丈夫なのか」「全部収穫できるのか」と不安になるケースは少なくありません。中には、剪定や摘果を急いでしまい、せっかく付いた実を自分で減らしてしまう人もいます。特に鉢植えや若木の場合、実が落ちる前提を知らないと、見た目の多さに振り回されがちです。
梅を含む果樹には、生理落果という自然な仕組みがあります。木の体力や養分量に応じて、育てきれない実を自ら落とすため、最初に付いた実がそのまま全部収穫できるわけではありません。この時期に実が多く見えるのはむしろ正常で、年による豊凶差も大きいのが梅の特徴です。暖冬や開花時期の天候、受粉状況などが影響し、前年と極端に差が出ることも珍しくありません。
実が付いた直後は、基本的に様子見が無難です。自然に落ちる分を待たずに摘果すると、結果的に収穫量が減ることがあります。枝が極端に混み合っていたり、明らかに弱い枝に集中している場合だけ、軽く整理する程度に留めるのが現実的です。高い位置の実は、完熟後にシートを敷いて揺すって回収する方法もあります。
「全部採れるはず」と期待しすぎないことも大切です。最終的に残るのは一部ですが、それで十分な量になることも多いです。年ごとの違いも含めて観察することで、自分の木の傾向が見えてきます。焦らず、まずは生理落果を前提に構えるのが失敗しにくい考え方です。
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