ラナンキュラスラックスの蕾が玄関の室内置きでぐったり…過保護にしてしまった体験談
1月下旬、関東で冷たい北風が吹き続けていた頃、私は初めて手に入れたラナンキュラスラックス“リュキア”の蕾付き苗を、夜間の霜が心配で玄関の中に入れた。さらに安心したくて、鉢の上からビニールをかけた。翌朝、玄関を開けた瞬間、胸がざわっとした。つやつやしていた蕾が、ぐったりとうなだれていた。触れると、表面が少し湿っていて、冷たい。まるで元気をなくしてしまったみたいだった。外に出すべきだったのか、室内に置いたのが間違いだったのか、私は途方に暮れた。
せっかく咲きそうだった花を、自分の手でダメにしてしまった気がして、ものすごく落ち込んだ。玄関は暖房が入っていない場所だから大丈夫だと思っていたのに、ビニールで覆ったことで空気がこもり、蒸れてしまったのかもしれない。過保護にしなきゃ、という気持ちが裏目に出た。私はすぐにビニールを外し、鉢を外に戻したが、蕾はしばらく元気が戻らなかった。あの時のひんやりした空気と、しおれた蕾の姿は、今でも忘れられない。
当時は、ラックスがどれくらい寒さに耐えられるのか、はっきり分かっていなかった。だから“念のため”の対策をどんどん足してしまった。寒さを避ければいいと思っていたけれど、風通しや湿度のことまでは考えていなかった。ネットや動画で見た情報も、断片的にしか理解できていなかったのだと思う。
後から振り返ると、玄関に入れるだけで十分だった。さらにビニールをかける必要はなかった。屋外の方が、ラックスにとっては自然で、負担が少なかったのかもしれない。蕾が出てきた頃は、植物自身の力を信じて、そっと見守るだけでよかったのだと感じている。
あの時、私は花を守るつもりで、逆に苦しめてしまった。蕾がまた少しずつ張りを取り戻した時は、本当にほっとした。過保護と放置の加減って難しい。でも、迷いながら世話をしている時間も、園芸の一部なんだと今は思っている。
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