園芸の失敗談データベース
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ラナンキュラスラックスの根塊を手で割ったら腐りかけた失敗

2026-01-19

あの時は大丈夫だと思ったんだ。刃物を使わず、くびれている部分を指でポキッと折るだけで簡単に株分けできるって聞いて、乾いた根塊をそのまま力任せに割った。パキッと軽い音がして、いけた気がした。春の終わり、まだ朝晩が冷える頃だった。

割った後、消毒もせずにそのまま新しいスリット鉢へ植え付けた。土の湿り気が少し指に残る感触で、なんとなく安心してしまった。ところが1週間くらいして鉢を持ち上げた時、底から甘いような嫌な匂いがしてきた。慌てて掘り返すと、割った断面が茶色くドロッとしていた。触るとブヨブヨで、ああこれはダメだと思った。

後で振り返ると、芽出し前の乾いた状態なら手でも割りやすいけど、3年目以上の大きな塊根は内部までダメージが入りやすいんだと知った。刃物で軽く切れ目を入れてから割る人が多い理由も、ようやくわかった。あの時は力加減も分からず、ただ分けたい気持ちだけでやっていた。

今なら、せめてカッターやハサミをアルコールで拭いてから作業する。折っただけの株は見た目は無事でも、成長点まで傷ついていたのかもしれない。あれ以来、手で割るのが怖くなった。

芽が出るはずの時期に何も起きない鉢を見るのは本当に不安だった。毎朝、土を触ってはため息をついた。頑張ってくれてた球根を自分で壊した気がして、ずっと後悔してる。



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