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マリーゴールドが育つのに花が咲かない|午後しか日が当たらなかった失敗

2026-01-21

苗を植えたのは初夏の終わり頃だった。午後からは日が当たるけれど、午前中はほとんど日陰になる場所だった。葉はどんどん茂り、株自体は立派に育っていたので安心していた。最初についていた花が終わった後、また咲くだろうと待っていたが、いくら待っても蕾が上がってこない。気温も高く、他の場所のマリーゴールドは咲いているのに、この場所だけ静かだった。

だんだん不安になってきて、毎日株元をのぞき込んだ。葉は青々として元気そうなのに、花がない。水やりが足りないのか、肥料が悪いのかと悩んだ。せっかく育っているのに咲かない状態が続くと、無性にもどかしくなる。何か大きな失敗をしている気がして落ち着かなかった。

当時は、マリーゴールドは多少日当たりが悪くても咲くと思い込んでいた。午後から日が当たるなら十分だろうという判断だった。苗を植えたときに一番花を切らず、そのまま終わらせたことも気にしていなかった。花が終われば自然に次が咲くものだと考えていたのが甘かったのだと思う。

後になって、株ごと鉢に掘り上げて日当たりの良い場所へ移動させた。数週間してからようやく脇芽が伸び、花がついた。そのとき初めて、場所選びが大きかったと実感した。あのまま動かさなければ、葉だけの株で終わっていたかもしれない。

葉が元気だから大丈夫、という判断は危ういと感じた。花を見たいなら、光の当たり方を甘く見てはいけない。あの静まり返った株の姿は、今でも目に焼き付いている。



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