野菜苗を早く買いすぎて弱らせた失敗談|石灰・肥料の段取りを勘違いしてブロッコリー苗がヘナヘナになった話
正直に言うと、結論めいた独り言としては「苗は勢いで買うもんじゃないな」ってことだった。ホームセンターで野菜苗が並び始めると、なんだか焦ってしまって、今植えなくてもいいのに手が伸びる。あの時もそうだった。秋口で、まだ昼間は30度を超える日が続いていて、売り場の苗もどこかぐったりして見えたのに、「今買わないと無くなるかも」という変な不安が勝った。
失敗が起きた具体的な状況はこうだ。ブロッコリーの苗を数ポット衝動買いして帰宅。畑はまだ準備ができていなかったので、とりあえずポットのまま日陰に置いた。石灰を撒いて一週間、次に肥料を撒いて一週間、そのあと植え付け…と頭の中で段取りを組んで満足していた。その間、苗は水をあげれば大丈夫だと思い込み、半ば放置状態だった。途中で水耕栽培の話を見て真似したのもまずかった。ポットの半分くらい水に浸けたままにしてしまい、数日後には茎がふにゃっとして葉も色が抜けていた。
なぜこんな失敗が起きやすかったのかというと、「苗は買ってから考えればいい」という甘さがあったからだと思う。土づくりの手順ばかり気にして、苗そのものが生き物だという感覚が抜け落ちていた。気温が高い時期で、ホームセンターの苗自体も弱りやすい状態だったのに、そこに余計なストレスを与えてしまった。当時は、すぐ植えないとダメだという意識がなかった。
後から振り返って見直すべきだった点は、植え付け直前に苗を買うという当たり前のことだ。準備が整ってから迎え入れれば、苗を置きっぱなしにする迷いもなかったはずだし、水耕を試す余計な判断もしなかったと思う。弱った苗を見て「まだいけるかも」と期待してしまい、判断を先延ばしにしたのも良くなかった。
体験したときの感情や後悔は、じわじわ来るタイプだった。毎朝苗を見るたびに、「昨日より元気ないかも」と不安になり、でも捨てる決断もできず、気持ちだけが消耗していった。結局、半分は処分して新しく買い直すことになり、時間もお金も無駄にした感じが残った。最初から落ち着いていれば避けられた失敗だったと思うと、ちょっと情けなかった。
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