園芸の失敗談データベース
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雨が続いた冬にパンジーへ肥料を与えてしまい根腐れを疑って不安になった失敗談

2026-01-26

12月中旬、関東南部で冷たい雨が何日も続いた頃だった。ベランダのパンジーは表土がずっと湿ったままで、鉢を持ち上げるとひんやり重い感触が残っていた。それでも「寒い中でも花を咲かせてほしい」という気持ちが先に立ち、液肥を薄めて与えてしまった。水は鉢底から少し流れたが、雨で濡れた培養土にさらに水分を足したことがずっと頭から離れなかった。翌日も曇天で、土は乾かず、花の色がどこか冴えないように見えた。

そのときの気持ちは、完全に後悔寄りだった。肥料をやった直後から「今のはまずかったかもしれない」という不安が湧き、葉を触るたびに根腐れの文字が頭に浮かんだ。何度も鉢を覗き込み、異臭がしないか確かめたり、茎を指で軽く押して張りを確認したりした。寒風の中で自分だけが空回りしているようで、パンジーよりも自分の判断を疑っていたと思う。

なぜこんな失敗をしやすかったのか振り返ると、雨と肥料を別々に考えてしまっていたことが大きい。当時は「水やり」と「施肥」を切り分けて考えていて、土が湿っている状態そのものを深く意識できていなかった。寒い時期は乾きにくいと分かっていたはずなのに、頭では理解していても行動が追いつかなかった。

後から考えると、土の乾き具合を自分の感覚だけで判断していた点を見直すべきだったと思う。鉢底の水抜けや重さをもう一段慎重に確認する余裕がなかった。雨続きの時期は「何もしない」という選択肢もあったのに、育てているつもりで余計なことをしてしまった。

結局その後、大きなトラブルは起きなかったが、あのとき感じた冷や汗は今も残っている。パンジーより先に、自分の気持ちが焦っていたのだと思う。



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