白鳳の花が咲かない枝を切るべきか迷い続けた春の剪定ミス体験
2026-01-26
春先、うちの白鳳は枝によって反応がまちまちだった。一本だけ花芽が膨らみ、他の枝は沈黙したまま。茶色っぽくなった枝を見ていると、葉も花も出ない気がしてくる。三月の冷たい風の中、剪定ばさみを持ったまま、切るべきか残すべきかで立ち尽くした。
切ってしまえば戻せない。けれど、枯れ枝を残しておくのも怖い。枝を指でつまんでみると、ひんやりしないものもあり、生きているのか死んでいるのか判断がつかなかった。ネットで調べるほど情報がばらばらで、余計に迷いが深くなった。「今切らないと養分を無駄にする」「春は触らない方がいい」そんな言葉が頭の中でぶつかり合っていた。
結局、見た目だけで数本を切ってしまった。数日後、残した枝の一部から遅れて芽が動き始めたのを見たとき、胸がざわついた。切った枝も、もしかしたら同じだったかもしれない。風が暖かくなり、土の匂いが変わってきた頃、その後悔ははっきりした形になった。
当時は「花が咲かない=枯れている」と短絡的に考えていた。白鳳は枝ごとの反応差が大きく、動きが遅い枝もあることを、頭では分かっていなかった。春はとにかく不安になりやすく、何かしないといけない気持ちに駆られる。その焦りが判断を鈍らせた。
今振り返ると、落葉期まで触らず様子を見る選択肢もあった。剪定は後からでもできるのに、早く結論を出そうとしてしまった。あの春、剪定ばさみを持ったまま立ち止まれなかった自分が、少し情けなかったなと思う。
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