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鉢植えの桃がハクビシンに全滅…ネットだけでは防げなかった住宅地の被害記録

2026-01-27

朝起きて鉢植えの桃を見た瞬間、頭が真っ白になった。昨日まで無事だった実が、皮だけ残して消えていた。「え…嘘だろ」。23区内の住宅地だし、まさかと思っていた。ネットも張っていたし、人目もある場所だった。それでもやられた。悔しさより先に、情けなさが込み上げてきた。

被害が出たのは7月下旬。夜は蒸し暑く、風もほとんどない日が続いていた。鉢植えの桃とブドウをベランダ寄りに並べ、簡易ネットで囲っていた。朝見ると、ネットの隙間がわずかに広がり、そこから器用に侵入された形跡があった。果実への執着心の強さを、完全に甘く見ていた。

「都会だから大丈夫」「ネットしてるから平気」。その考えが一気に崩れた瞬間だった。被害を見たときは、怒りと虚しさでしばらく立ち尽くした。「なんでうちなんだよ…」と誰に言うでもなく呟いていた。鉢植えだから逃げ場はない。狙われたら終わり、という言葉が頭の中で何度も反響した。

失敗の原因は、対策を単独で考えていたことだった。ネットだけ、忌避剤だけ、どれか一つで何とかなると思っていた。でも実際は複合的な防御が必要だった。身体能力が高い動物相手に、簡易対策だけで勝てるわけがなかった。

後から思えば、最初から侵入経路を想定し、ネット+忌避スプレー+環境管理まで考えるべきだった。実際に防げた人は、カメラで侵入ルートを確認し、対策を重ねていた。自分はそこまで本気じゃなかった。ただそれだけの話だ。甘かった、としか言いようがない。



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