ハクビシンに桃を全部持っていかれた夜|収穫直前で全滅したときの喪失感
2026-01-27
あと数日で食べられると思っていた桃が、朝起きたら全部消えていた。「え…?」と声が出て、しばらく現実を理解できなかった。10個くらい実っていて、毎朝眺めるのが楽しみだったのに、枝には何も残っていない。落ちた実もなく、きれいに持っていかれた感じだった。
7月下旬、夜も蒸し暑い時期だった。前日の夕方までは確かに実が付いていたし、色づきも順調だった。家は郊外で、周りに畑や空き地が多い。夜中に動物が出てもおかしくない環境なのに、「うちは大丈夫だろう」と根拠なく思っていた。
悔しさと虚しさが一気に押し寄せた。「あの甘さを想像してたのに」「もう少し早く対策していれば」と、頭の中で何度も同じ後悔が回った。手をかけてきた時間を、丸ごと否定されたような気分だった。
今思えば、近所で鹿やハクビシンの話を聞いていたのに、具体的な対策を後回しにしていた。当時は「被害に遭ってから考えればいい」と軽く考えていたけど、果実が実るタイミングは一瞬で、その一瞬を狙われるという現実を甘く見ていた。
後から振り返ると、実が付き始めた時点で防獣を意識すべきだったと思う。被害が出てからでは遅い。「今回は運が悪かった」では済まない経験で、あの空っぽの枝の光景は、今でも強く記憶に残っている。
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