ヨコバイ大量発生で収穫ゼロ…桃栽培をやめようか悩んだ5年間の失敗体験
2026-01-27
正直、心が折れかけていた。5年前から毎年、桃の木にヨコバイが異常発生するようになった。葉を軽く叩くだけで、ブワッと数百匹が一斉に舞い上がる。顔や腕にビシビシ当たる感触が気持ち悪くて、思わず後ずさりした。「もう無理だろ、これ…」と声に出た。
場所は山が近い住宅地。雑草も完全には取り切れず、周囲には虫も多い。夏場は特にひどく、6月から8月にかけて被害がピークになる。葉は白っぽくなり、果実も満足に育たない。農薬を使っても効いている実感がなく、毎年収穫はほぼゼロだった。
一番つらかったのは、どうすればいいのか分からない状態が続いたことだ。「農薬を増やすべき?」「でも住宅地だし…」「無農薬は無理なのか?」と迷い続けた。やる気が削られていき、「もう桃は向いてないんじゃないか」と本気で思った。「買った方が楽だよな…」という考えも頭をよぎった。
失敗しやすかった理由は、被害が出てから対処しようとしていた点だった。ヨコバイは数が増えてからでは手に負えない。当時はその感覚がなく、「様子見」を繰り返してしまった。気づいたときには、もうどうにもならない状態だった。
今なら、発生前提で考えるべきだったと思う。環境、時期、発生量。そのどれも軽視していた。結局、知識不足よりも「見て見ぬふり」をしていた自分の姿勢が一番の問題だった。そう気づいたとき、少しだけ気持ちが楽になった。
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