園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

川中島白桃でハダニを甘く見て葉が消えた夏。リサージェンスに気づいたときには遅かった

2026-01-27

川中島白桃を育てている夏、葉の色が少し薄い気がしていた。裏を見ると細かい点があり、動くものも見えたが「この程度なら大丈夫だろう」と放置していた。暑さが本格化した頃、葉が一気に白っぽくなり、数日で丸裸に近い状態になった。

枝先には果実だけがぶら下がり、葉がほとんどない姿を見たとき、言葉が出なかった。風が吹くたびに、むき出しの実が揺れていた。触ると葉の感触はなく、カサカサした枝だけが残っていた。

当時は、殺虫剤を使っているから大丈夫だと思っていた。後になって、それが逆効果だった可能性を知る。天敵に影響のある薬剤で、ハダニだけが増えやすい状態を作っていた。リサージェンスという言葉を知ったのは、被害が出てからだった。

そのときの後悔は大きい。「ちゃんと調べてから使えばよかった」「安易に薬に頼りすぎた」と、何度も自分を責めた。高価な殺ダニ剤の値段を見て、さらに気持ちが沈んだ。

今思えば、ハダニは少ないうちに向き合うべき存在だった。葉の裏を見る習慣、使う薬剤の影響範囲を考える視点。それが欠けていた。川中島白桃の葉が消えたあの夏は、油断がどれだけ怖いかを突きつけられた時間だった。



川中島白桃の記事をまとめて見る