マリーゴールドを室内に入れたらハダニで壊滅した話|葉が白くなって止まらなかった
2026-01-21
あれは初夏に入った頃だった。外で育てていたマリーゴールドを、雨が続くのが嫌で数鉢だけ室内に取り込んだ。窓際で日当たりも悪くないし、風も当たらないから楽だと思った。最初は何事もなかったが、数日後から葉の色が微妙にくすみ始めた。よく見ると葉の表面がザラついて、触るとカサッと乾いた感触だった。朝と夜の気温差もあり、部屋の中はむっとした空気で、鉢土もすぐ乾く。そんな環境だった。
異変に気づいたときの気持ちは、正直かなり焦った。葉裏を見ると細かい点々があり、糸のようなものも見えた。嫌な予感がして調べるとハダニだった。屋外ではそこまで被害が出ていなかったのに、室内に入れた途端に一気に広がった。毎日葉を見るたびに白っぽくなり、元気だった株が見る見るうちに弱っていく。水やりをしても回復する気配がなく、どうしてこんなことをしたんだろうと後悔ばかりだった。
当時は、マリーゴールドは丈夫だから多少環境が変わっても平気だと思い込んでいた。室内は安全で、虫も少ないはずだという勘違いもあった。風が当たらず乾燥しやすい環境が、ハダニにとって都合が良いことに気づけなかった。外なら雨や散水で葉が濡れるが、室内ではそれもない。気温も安定していて、結果的に増殖を止められなかった。
後から振り返ると、最初に葉の色が変わった段階で外に戻すべきだったと思う。屋外で葉にしっかり水をかける管理に切り替えるだけでも違ったかもしれない。被害が広がってから慌てて対処しても、弱った株は戻らなかった。今思えば、室内に入れた判断自体が軽率だった。
結局、その鉢はほとんど葉を落としてしまった。マリーゴールドは強いという言葉を信じすぎたのかもしれない。あの乾いた葉の感触は、今でも忘れられない。もう室内に入れることはしないだろうと思った。
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