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青バラ『ポルトブルー』を買ったのに白っぽい…ラベル写真を信じすぎて後悔した秋の失敗談

2026-01-27

正直なところ、今はもう「まあ、そういうものか」と思えている。でも、あの瞬間のがっかり感は忘れられない。ポルトブルーという名前と、紫がかった青のラベル写真を見て、「これだ」と思って買った自分がいた。咲いてくれただけで十分きれいなのに、「青じゃない」という一点が、心の中でずっと引っかかっていたんだ。

信州の自宅で、11月に入って最低気温が一桁になり、山ではすでに何度か雪が降っていた頃だった。鉢植えのポルトブルーは寒さにも負けず咲き続けていて、花びらに触れると冷たい空気の中で少し張りがある感じがした。でも色は、どう見ても白っぽい藤色。「あれ…ラベルと全然違う?」と、何度も角度を変えて眺めた。日陰だからか、寒さが足りないのか、理由を探しては首をかしげていた。

そのときの気持ちは、「騙されたのかも」という小さな怒りと、「自分の育て方が悪いのかな」という不安が入り混じったものだった。「こんなはずじゃなかった」「もっと青くなるはずだよね?」と、誰に言うでもなく独り言をこぼしていた。せっかく咲いた花なのに、純粋に喜べなかったのが一番つらかった。

今振り返ると、青バラという言葉に期待を乗せすぎていたんだと思う。低温期や日照条件で色が変わること、ラベル写真は一番青く見える瞬間を切り取ったものだということ。当時はそこまで想像が及ばなかった。「ラベル=普段の姿」だと、どこかで思い込んでいたんだ。

もしあのときに戻れるなら、購入前にもっと実際の開花写真を探したと思うし、「青っぽく見える時間もある」くらいの気持ちで迎えたかった。咲いている姿そのものを受け止める余裕があれば、あの花はもっと素直にきれいだと思えたはずだ。



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