青バラ『ポルト』が白く咲いてショックだった春|ラベル画像を信じすぎた失敗体験
2026-01-27
4月中旬、最低気温が10度を下回る日が続いた頃、庭のポルトの蕾がようやく膨らみ始めた。ラベルで見た青みの強い花色を何度も思い出しながら、毎朝しゃがみ込んで蕾を眺めていた。ところが、ガクが割れて見えてきた花弁は、どう見ても緑がかった白。日差しの中でも青さは感じられず、胸の奥がすっと冷えた。
「……白いな」。それが正直な独り言だった。日陰なら青くなるのか、気温が低いからか、頭の中で言い訳を並べてみたけれど、期待していた色とは違う。昼と夕方で見え方が変わるかもと、何度も場所を変えて鉢を動かしたけれど、結果は同じだった。
楽しみにしていた分、落胆も大きかった。青バラと聞いて勝手に理想を膨らませていた自分が悪いのに、裏切られたような気分になってしまった。写真と実物の差にがっかりして、しばらく庭を見る気が失せたのも事実だ。
なぜこんな気持ちになったのか考えると、ラベル画像を基準にしすぎていたのが原因だったと思う。撮影条件や時期で色が変わることは分かっていたはずなのに、都合のいいイメージだけを信じてしまった。青さは一瞬の表情であって、常にその色で咲くわけじゃない。
今なら、咲いた色そのものを受け止めて楽しめたかもしれない。事前に「白寄りになることもある」と覚悟していれば、ここまで落ち込まなかったはずだ。期待の持ち方を間違えると、花を見る目まで曇るんだと、この春で思い知った。
青バラの記事をまとめて見る
タグ