芝生の排水性と保水性を勘違いして失敗した話|砂を入れたのに水たまりが消えなかった庭の夏
2026-01-27
正直に言うと、今でも「なんでこうなったんだろう」と思い返している。芝生には砂を混ぜれば排水性が良くなる、そう信じ切っていた。だから大丈夫だと思っていたんだ。「砂=水はけがいい」、それだけを頭に入れて、他のことは何も考えていなかった。
失敗が起きたのは7月の梅雨明け直後、関東の住宅地だった。連日30度を超える暑さで、夕立も多かった。芝生の表面は一見乾いているのに、踏むとぐにゅっと沈む感触があって、靴裏がじっとり濡れる。朝に散水していないのに、水たまりが夕方まで残っていた。「砂を入れたのにおかしい…」そう思いながらも、原因が分からなかった。
その時の気持ちは、不安と焦りがごちゃ混ぜだった。「排水性は上がってるはず」「芝が悪いのかな」「病気?」と頭の中で同じ考えが何度もぐるぐる回った。芝の根元を触ると、湿った土の匂いが強くて、腐りかけのような嫌な匂いがした。「やばいかも…」と独り言を漏らしながら、何もできず立ち尽くした。
今思えば、排水性と保水性を同じものだと勘違いしていたのが一番の原因だった。当時は「水が溜まらなければOK」「砂を入れたから排水性は高い」と短絡的に考えていた。でも実際は、土の中の構造や層の状態を全く見ていなかった。砂を混ぜても、下層が締まっていれば水は逃げ場を失う。その視点が、当時の自分にはなかった。
後から振り返ると、表面だけで判断せず、雨が止んだ数時間後、翌日の土の状態を見直すべきだったと思う。散水量や雨量だけで考えるんじゃなく、「どれくらいの時間で水が抜けるか」「芝の根の位置がどう感じるか」を意識すればよかった。今ならそう思える。でもあの時は、ただ「砂を入れたから大丈夫だ」と思い込んでいた。それが一番の失敗だった。
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