ブルーレースフラワー(ディディスカス)の青が咲かない失敗談 種を買ったのに全部ピンクになった春の話
春先、ホームセンターでブルーレースフラワー(ディディスカス)の種を見つけた。青い繊細な花に憧れてで、袋の写真を何度も確認して買った。4月上旬、まだ朝晩が少し冷える時期で、ベランダのプランターに6粒まいた。日当たりは悪くないつもりだったけど、正直、水はけのことまでは深く考えていなかった。雨が降った後も土はじっとり重く、触ると指にまとわりつく感じだった。それでも芽は出たし、双葉も元気そうに見えたから、大丈夫だろうと思っていた。
しばらくして育ったのは3本。咲いた花は、なぜか全部ピンクだった。あれ?と思って何度も花を見た。青を想像していたから、頭が追いつかなかった。青い株が育たなかったのか、そもそも条件が合わずに淘汰されたのか、よく分からないまま、ピンクの花だけが風に揺れていた。まぁこれはこれで可愛いか、と自分に言い聞かせたけど、内心はがっかりしていた。青を見たかった、それだけだった。
花を見ながら、なんとなく悔しかった。袋を信じたのに、育て方が悪かったのかもしれないと思うと、胸の奥がじわっとした。水やりのたびに、土が乾ききらない感じが気になっていたのに、見ないふりをしていたのも思い出した。忙しい日が続いて、鉢底から水が抜けるかなんて、ちゃんと確認していなかった。あの時、面倒くさがらなければ、と何度も考えた。
後から振り返ると、青系が弱いとか、条件にシビアだとか、そういう話は見かけていた気がする。でもその時は、自分の環境には当てはまらないと思い込んでいた。水はけが悪いと、強い色だけが残ることもある、そんな単純なことに気づけなかった。初心者の自信過剰だったと思う。
もし戻れるなら、最初に土を軽くするか、別の鉢で試してみたかった。全部同じ条件にせず、半分は違う場所に置くとか、それだけでも結果は違ったかもしれない。青が咲かなかったのは残念だけど、ピンクが悪いわけじゃない。そう思えるまでに、少し時間がかかった春だった。
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