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秋に蕾が開かず終わった睡蓮の失敗|寒さで半開きのまま止まった年

2026-01-27

秋口、まだ蕾がいくつも付いていたから、もう少し咲くと思っていた。朝晩は冷え込み、昼間もどこか弱い日差し。それでも水面には蕾があり、期待だけは残っていた。しかし一週間経っても蕾は伸びず、咲いても半開きのまま止まってしまった。水に触れると冷たく、夏とは明らかに違う感触だった。

今年は花付きが良かっただけに、余計に諦めきれなかった。咲かない蕾を見ては、今日こそはと期待してしまう。風が吹くたびに水面が揺れて、そのたびに蕾が小さく見えた。終わりが近いことは分かっているのに、気持ちが追いつかなかった。

結局、そのまま寒くなり、蕾は咲かずに終わった。花が見られないまま片付けの季節を迎えると、どっと疲れが出た。もう少し早く見切りをつけていれば、気持ちも楽だったのかもしれない。

振り返ると、気温の変化を甘く見ていたと思う。蕾がある=咲く、という思い込みが強すぎた。植物の反応は正直で、環境が合わなければ止まるだけだった。その当たり前を、実感として理解した秋だった。



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