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水耕栽培の空芯菜で赤い線虫みたいな虫が出て葉が食われた話|バケツ水耕・幼苗期の謎トラブル体験

2026-01-28

「なんで今なの…?」と呆然とした。いつも通りバケツで空芯菜を水耕栽培していただけなのに、溶液の中に赤い線虫みたいなものがうごうごしているのを見つけた瞬間、背中がぞわっとした。葉もいつの間にか穴だらけで、育てている実感より不安のほうが勝ってしまった。今思えば、あのときはかなり動揺していたと思う。

時期は初夏、まだ苗を挿してから1か月も経っていない幼苗の頃だった。バケツ水耕はもう何年も続けていて、半年近く水換えしないスタイルも当たり前。溶液は少しぬるく、独特の青臭い匂いがしていた。普段なら気にもしない状態だったのに、その年だけは異変が出た。赤い糸くずのようなものが根の近くを漂い、葉先はかじられたように欠けていた。

正直、かなり気持ち悪かった。「これ全部ダメになるのかな」「食べる予定だったのに…」と頭の中がぐちゃぐちゃだった。原因も思い当たらないし、今まで同じやり方で何年も問題なかったから余計に混乱した。水換えをサボったせいか、気温が急に上がったせいか、どれも決定打に思えなくてモヤモヤした。

今振り返ると、失敗というより“たまたま重なった条件”だったのかもしれない。幼苗で根が弱かったこと、気温が上がり始めた時期だったこと、水中環境が安定しすぎて生き物が入り込みやすかったこと。当時は「いつも通りだから大丈夫」と思い込んでいて、小さな違和感を見逃していた。

結局、水で流して手で取り除く、いわゆるテデトールでなんとか収束した。その後は同じ症状は一度も出ていない。それでも、幼苗の時期だけは様子を見る頻度を上げたほうがよかったな、と今は思う。あの赤い線虫みたいなものの正体はいまだによく分からないけど、「何年も大丈夫だった」は過信だったんだな、と静かに反省している。



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