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水耕栽培バジルが薬品みたいな匂いになった話 ハイポネックス希釈後に不安で食べられなくなった失敗

2026-01-28

夏の終わり頃、室内でバジルとパクチーを水耕栽培していた。容器は100均のプラ容器で、養液はハイポネックスを1000倍希釈。室温は昼で28〜30℃、水温もだいたい29℃前後だったと思う。見た目は順調で葉もよく茂っていたのに、収穫してちぎった瞬間、鼻にツンとくる変な匂いがした。青臭いというより、洗剤や化学薬品っぽい匂いで、正直かなり戸惑った。水は前日まで普通に養液のままで、特別な処理はしていなかった。

食べるのを前にして、これは本当に大丈夫なのかと頭の中でぐるぐる考え始めた。洗えば平気なのか、それとも植物の中に何か残っているのか。せっかく育ったのに、その場で口に入れる勇気が出なかった。結果的にその日は食べずに終わった。今思うと、あのときは完全に不安に負けていたと思う。

変な匂いがしたときの気持ちは、気持ち悪さと後悔が混ざった感じだった。自分で育てたものなのに信用できないのが情けなくて、何日も水や光の管理をしてきた時間が一気に無駄になった気がした。葉を触った指先にも、気のせいか薬品のような匂いが残っている気がして、しばらく手を洗っても落ち着かなかった。

なぜこうなったのか、そのときは全然わからなかった。水耕栽培なら安全、化学肥料でも問題ない、となんとなく思い込んでいた。収穫前に真水に切り替えるという発想もなく、肥料を吸った直後の状態を想像していなかった。匂いに対する感覚も個人差があるのに、見た目だけで判断していたのも原因だったと思う。

後から振り返ると、収穫前に数日でも養液を抜いて様子を見るべきだったと感じている。いきなり正解を探そうとせず、少しずつ確認すればよかった。葉を一枚ちぎって時間を置くとか、匂いの変化を見るとか、そういう余裕がなかった。育てることばかり考えて、食べる直前の工程を完全に軽く見ていたのが一番の反省点だった。



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