チューリップの葉だけ伸びた春|咲かないまま終わった球根栽培の失敗談
2026-01-29
3月下旬、チューリップの葉は元気だった。緑は濃く、風に揺れる音も心地よかった。でも花芽が見えない。朝の冷たい空気と、昼の強い日差しの差が激しく、地表は乾いて見えても、指を入れると冷たく湿っていた。
この状態が続くうちに、咲かないのが普通なのか分からなくなってきた。周りでは咲いている家もあって、比べるたびに気持ちがざわついた。ネットで不作の話を読んで、自分を納得させようとしていた。
不安はずっとあった。球根がダメになっている可能性を考えると、掘るのが怖かった。土の匂いがいつもより重く感じて、春なのに気分が晴れなかった。
今振り返ると、葉だけが伸びる違和感にもっと向き合うべきだったと思う。当時は「そのうち咲く」という希望にすがって、判断を止めていた。
結果、花は見られず、葉が枯れて終わった。何もしなかったことが、いちばんの失敗だったと今は思う。
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