春菊の種まき直後に大雨で全滅した話|秋まき家庭菜園で一晩で消えた苗の不安
2026-01-30
あのときはもう「終わった…」って独り言が口から漏れていた。春菊は丈夫だと思い込んでいたし、多少の雨なら大丈夫だろうと根拠もなく信じていた。結果的に、秋まきの一番最初で大きな失敗をしてしまった。
9月下旬、最高気温が少し下がってきたタイミングで春菊、大根、白菜、ブロッコリーを一斉に種まきした。前日は曇りで土も程よく湿っていて、手で触るとひんやりして気持ちがよかった。その夜から強い雨が降り始め、翌朝には畑が別物になっていた。畝の形は崩れ、表土は流れ、種をまいたはずの場所はぬかるんでいた。
畑を見た瞬間、胸がギュッと縮んだ。「まさか全部…?」と思いながら近づくと、春菊の列には何も残っていなかった。芽どころか、種をまいた痕跡すら見えない。雨の匂いと湿った土の重たい空気が、やけに現実感を強めてきた。
振り返ると、天気予報をちゃんと見ていなかったのが一番つらい。警報級の雨になる可能性があると後から知って、「なんで昨日まかなかったんだろう」「せめて避難させればよかった」と後悔がぐるぐる回った。当時は秋まきは多少荒れても大丈夫、という思い込みが強かったんだと思う。
今思えば、春菊は発芽直後が一番弱い時期だった。種まきのワクワクで判断が甘くなっていたし、雨対策なんて頭にもなかった。後からなら、ポットやセルトレイで様子を見る選択肢もあったはずだ。あのときの静かな畑の光景は、今でも忘れられない。
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