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フェイジョアの樹形が乱れすぎて庭木として嫌になった体験談|剪定に迷い続けた結果

2026-01-30

フェイジョアを庭木として植えてから数年が経ち、実よりも先に気になり始めたのが樹形だった。春から夏にかけて枝が好き放題に伸び、気づけば全体が広がって収拾がつかなくなっていた。秋口、落ち葉を踏みながら下から見上げると、枝は絡み合い、どこを切ればいいのか分からない状態だった。剪定ばさみを手に持ったまま、冷たい風の中で立ち尽くしたのを覚えている。

結局、その年は「実が付いているから」と言い訳して、ほとんど手を入れなかった。結果、翌年さらに樹形は乱れ、庭の一等地を占領する存在になった。おしゃれな庭木になると聞いて植えたはずなのに、現実は雑然とした影を落とす木だった。ライトアップしたら格好いいという話を見ても、うちの木では想像できなかった。

次第に、見るたびにため息が出るようになった。実がなるまでは世話をする、と自分に言い聞かせてきたが、肝心の見た目がストレスになるのは想定外だった。剪定のタイミングを逃し続けた自分の判断が、じわじわと重くのしかかってきた。

当時は「フェイジョアは強いから大丈夫」とどこかで思っていた。枝が暴れても、そのうち何とかなるだろうという甘さがあった。樹形を整えることと収穫を両立させる発想がなく、どちらも中途半端になっていたのだと思う。

今振り返れば、早い段階で割り切って剪定するか、庭木としての役割を諦める判断もできたはずだ。迷い続けた結果、楽しさよりも負担が増えてしまった。フェイジョアは強いが、放っておいて美しくなる木ではなかった、というのが正直な感想だ。



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