園芸の失敗談データベース
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フェイジョアに期待しすぎて他の果物を食べた時に落差を感じた話

2026-01-30

フェイジョアが最盛期を迎えた年、毎日のように実を拾って食べていた。病害虫も少なく、鳥にも荒らされず、ただ拾うだけで食べられる。その手軽さに「神の果物だ」と本気で思っていた。ところがある日、知人からもらった赤キウイを食べた瞬間、その考えが揺らいだ。大きくて、はっきり甘く、香りも分かりやすい。その差に思わず笑ってしまった。

フェイジョアは嫌いではないが、毎日食べ続けると味の個性がぼやけてくる。赤キウイの分かりやすい美味しさを前に、「自分は何を基準に満足していたんだろう」と不思議な気持ちになった。便利さや育てやすさに目を奪われ、味への期待値を無意識に下げていたのかもしれない。

その瞬間、フェイジョアへの熱が一段落した感覚があった。育てる楽しさと食べる満足感は別物だと、体で理解した気がした。実がなるまでは面倒を見るが、その先をどう楽しむかは別の話だった。

当時は、比較する対象を持っていなかったのも原因だと思う。他の果物を食べ比べることで、フェイジョアの立ち位置がはっきりした。万能ではないが、役割はある果物だと冷静に見られるようになった。

今なら、期待しすぎず、適度な距離感で付き合える。あの赤キウイの衝撃は、フェイジョアとの関係を見直すきっかけだった。



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