キンモクセイに肥料をあげすぎて枝ばかり伸びた秋 花より成長を優先させてしまった後悔
2026-01-31
花が咲かないなら栄養だ、そう思った自分がちょっと恥ずかしい。結果として、枝だけ元気に伸びて、香りはゼロだった。あのときの判断は完全に空回りだったと思う。
場所は東北南部、5月。前年にほとんど花が咲かなかったキンモクセイを見て、「元気が足りないんだ」と勝手に決めつけた。ホームセンターで買った化成肥料を、説明より少し多めに株元へ撒いた。土はしっとりしていて、肥料の匂いがほんのり立ち上る感じがした。
夏になると枝は勢いよく伸び、葉も大きく濃い緑になった。「これは今年こそ期待できるかも」とワクワクしていた。でも秋になっても蕾は見当たらない。近所のキンモクセイが咲き始めた頃、うちの木は沈黙したまま。夕方の冷たい風に当たりながら、「なんでだよ…」と立ち尽くした。
当時は、成長=良いこと、という単純な見方しかできていなかった。花と葉のバランスなんて考えたこともなかったし、肥料が逆効果になるなんて想像もしていなかった。
今思えば、焦らず様子を見るべきだった。花が少ない年もある、と受け止められていたら無駄なことはしなかったはずだ。植物をコントロールしようとするより、流れに任せる余裕が必要だったんだと思う。
キンモクセイの記事をまとめて見る
タグ