キンモクセイを春に植え替えたら花が全然咲かないまま秋が終わった話 地植え時期を完全に勘違いしていた失敗
2026-01-31
あの甘い香りを嗅ぎたくて植えたキンモクセイだけど、結果から言うとその年は一度も咲かなかった。今思い返すと「あ、やっちゃったな…」という独り言しか出てこない。植え替えたあと、葉は青々していたし元気そうに見えていたから、なおさら期待してしまったんだ。
失敗が起きたのは関東南部の4月中旬。昼間は20度近くまで上がる日が増えてきて、土も触るとほんのり温かい。園芸店で値引きされていたキンモクセイの苗を見て、「今なら根も動くはず」と勝手に判断してしまった。庭の一角に穴を掘り、元の鉢土を軽く崩して地植えにした。そのときは風もなく、土の匂いも春っぽくて、作業自体は気持ちよかった。
でも夏を越しても蕾らしきものが見えない。秋が近づくにつれて焦りが増してきて、「今年は咲くよね…?」と毎日木を覗き込んでいた。夜に庭へ出ると、近所からはキンモクセイの香りが流れてくるのに、うちの木だけ無臭。そのたびに胸がきゅっとなって、「なんでうちだけなんだよ…」と小さく愚痴っていた。
当時は、植え替えのダメージがここまで影響するとは思っていなかった。春は成長期だから大丈夫だろう、と都合よく考えていたけど、花芽がいつ作られるのかをちゃんと理解していなかったのが原因だったと思う。葉が元気=問題なし、と短絡的に判断してしまった。
あとから振り返ると、植え替えは避けるか、少なくとも花を期待しない覚悟が必要だったんだと思う。「今年は咲かなくても仕方ない」と自分に言い聞かせられていたら、あんなに落ち込まずに済んだはずだ。次は焦らず、木のリズムを優先しよう、そう思った失敗だった。
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