金木犀にイラガが大量発生してから慌てて薬剤を探した秋の失敗談|葉裏を見ていなかった
2026-01-31
九月下旬、急に朝夕が涼しくなり始めた頃だった。千葉の庭に植えてある金木犀を見上げると、蕾も色づいてきて「今年もそろそろだな」と楽しみにしていた。風が吹くと、まだ咲いていないのにどこか甘い匂いが混じる気がして、鼻をくすぐられる感じがした。その時は葉の表面しか見ておらず、まさか害虫が潜んでいるなんて思いもしなかった。
数日後、剪定ついでに枝を触った瞬間、チクッとした痛みが走った。「え?」と声が出て、思わず手を引っ込めた。よく見ると葉裏にイラガがびっしり付いていて、ぞわっと鳥肌が立った。写真で見たことはあったけど、実物は想像以上に気持ち悪くて、「うわ…完全に油断してた」と頭が真っ白になった。その日はとにかく近づくのが怖くて、作業を中断した。
その夜はずっと手のヒリヒリ感が残って、布団に入っても落ち着かなかった。「薬、早く買わないと…」「でも触りたくない…」と悶々とした。金木犀の香りを楽しみにしていたはずなのに、不安と後悔ばかりが膨らんで、なんだか秋が台無しになった気分だった。
振り返ると、涼しくなったタイミングで害虫のチェックを怠っていたのが一番の原因だったと思う。花芽ばかりに気を取られて、葉裏を見る習慣がなかった。当時は「毎年大丈夫だったから今年も平気だろう」と、根拠のない安心感にすがっていたのだと思う。
今思えば、香りが出る前の段階で一度しっかり観察しておくべきだった。薬剤も、出てから慌てて買うのではなく、事前に用意しておけば心の余裕も違ったはずだ。「見なきゃよかった」じゃなくて「見ておけばよかった」。そう思いながら、翌年は葉裏チェックを自分に言い聞かせている。
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