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ダイソーの実生パキラだと思い込んで買ったら挿し木だった話と初心者が勘違いしやすい根の違い

2026-01-31

買ったのは春先、3月の終わり頃だった。ダイソーで見つけた高さ15cmくらいの小さなパキラ。鉛筆みたいに細い幹で、葉も少しくしゃっとしていて、「これは実生だよね」と勝手に思い込んだ。室内はまだ肌寒く、朝は床が冷たく感じる時期だったけど、嬉しくてすぐ家に持ち帰った。

最初は毎日眺めては「実生から育ててるんだ」とニヤニヤしていた。ネットで見た『実生パキラは根がト音記号みたい』という言葉も頭にあって、植え替えのタイミングをずっと迷っていた。怖くて根を見られなかったんだ。数週間後、意を決して鉢から抜いたら、出てきたのはスカスカな挿し木の根。「あれ?」と声が出た。

その瞬間、胸の奥がズーンと重くなった。「実生だと思ってたのに…」と一気にテンションが下がった。別に挿し木が悪いわけじゃないのに、勝手に期待して勝手にがっかりしていた自分が情けなかった。葉を触るとひんやりして、元気そうなのが余計に複雑だった。

今思えば、鉛筆みたい=実生という思い込みが原因だった。当時は矮化剤の話もよく分かっていなくて、「細い=自然」と短絡的に考えていた。店で売られている環境や流通の事情なんて、初心者の自分には想像もできなかったんだ。

後から振り返ると、最初から『実生』と明記された苗を選ぶか、挿し木でも気にしない覚悟を持つべきだったと思う。根の形に一喜一憂するより、「この株をどう育てたいか」を考えた方が気持ちはずっと楽だった。あの時の自分に「そんなに焦らなくていい」と言ってやりたい。



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