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イングリッシュローズ新作が少なすぎて迷った話|気に入らない年に無理して選びそうになった失敗体験

2026-01-31

2024年春、5月下旬。新作イングリッシュローズの情報が出揃った頃、庭の手入れをしながらスマホで発表品種を眺めていた。例年より明らかに少ない。一つか二つしかない。「あれ?こんなに少なかったっけ?」と画面を何度も見返した。晴れていたけど風が湿っぽく、バラの葉を触ると少しベタつくような感触が残っていた。新作が出るたびにワクワクしてきたのに、その年はどうにも胸がザワついた。

これまで何年も新作を楽しみにしてきて、好みじゃなくても「そのうち評価上がるかも」「育てたら印象変わるかも」と自分に言い聞かせて選んできた。今回も「他に選択肢があれば…」とモヤモヤしながら、結局は買う前提で悩んでいた。好きな色でもない、香りも未知。それでも“今年の新作”というだけで気持ちが引っ張られていたのは事実だと思う。

正直、気持ちは不安だった。「これでいいのか?」「あとから後悔しないか?」と何度も自問した。庭はもうぎっしりで、これ以上増やす余裕はない。それなのに、新作が少ないせいで「今買わないと取り残される」みたいな焦りが出てきた。「なんでこんな気分になるんだろ」と自分でも不思議だった。

あとから考えると、発表数が少ない理由を知らなかったのが大きい。海外市場重視とか、耐病性基準とか、そういう事情を知らずに「今年はハズレ年?」と勝手に思い込んでいた。当時は背景を考える余裕がなかった。ただ“選べない不満”だけが膨らんでいた。

今なら思う。気に入らない年は、無理に選ばなくてよかった。新作が少ない=自分が間違っている、ではない。選ばない判断も立派な選択肢だった。あの時感じたモヤモヤは、情報不足と焦りが作ったものだったんだと思う。



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