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真夏にイングリッシュローズを公式ポットから大鉢に植え替えて枯らしかけた話|ロサ・ラクサ台木と酷暑の落とし穴

2026-01-31

8月上旬、最高気温が連日35℃を超えていた頃、DA公式の6リットルポットで届いたイングリッシュローズを見て「このままじゃ根が回るかも」と不安になり、いきなり12号の大きなプラ鉢へ鉢増しした。ベランダは南西向きで午後から強烈な西日が当たる。土は市販のバラ用培養土。水やりは朝だけ、乾きすぎないよう慎重にしていたつもりだった。鉢底は地面に直置きで、風通しもそこそこある環境だった。

植え替え直後は葉もシャキッとしていて、「案外いけるかも」と思った。水やりチェッカーを信用して、針が白くなったら与える、というルールを自分に課した。掲示板で「夏の水やり過多で根腐れは聞かない」という言葉を見て、少し気が緩んでいたのも正直なところだ。数日後、昼に帰宅すると鉢が触れないほど熱くなっていて、それでも葉はまだ緑だったから深刻に考えなかった。

でも一週間ほど経った頃、朝の水やり時に葉がなんとなく垂れているのに気づいた。「暑いだけだよね」と自分に言い聞かせたけど、胸の奥がザワザワした。土は湿っているのに元気が戻らない。夜になっても葉がピンとしないのを見て、「やっちゃったかも…」と胃が重くなった。焦って日陰に移動したけど、もう遅かった気がする。後悔の気持ちがじわじわ広がった。

今思えば、真夏のプラ鉢+ロサ・ラクサ台木+直射日光という条件が重なっていた。当時は『根が蒸れる』という感覚が実感としてなかったし、鉢の断熱性なんて考えもしなかった。公式ポットから大鉢にしたことで、土量が増えて乾きにくくなったことも理解できていなかった。暑さそのものより、根が高温にさらされ続ける怖さに気づけなかったんだと思う。

振り返ると、夏は無理に鉢増ししなくてもよかったし、せめて厚手の陶器鉢にするか、鉢だけでも日陰に入れるべきだった。水やりを我慢するより、鉢環境を見直す発想が欠けていた。「夏は動かさない」が頭では分かっていたのに、目の前の不安に負けた結果だった。あのとき一呼吸おいていたら、違ったかもしれない。



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