ハイビスカスの蕾が咲かずに落ちる失敗談|猛暑で日陰に逃がしすぎた夏の勘違い
2026-02-01
「また落ちた…」と朝ベランダを見るたびにため息が出た。結論めいた独り言を言うなら、暑さを恐れすぎたのが一番の原因だった気がする。守っているつもりで、逆に咲く力を奪っていたのだと思う。
その年は7月から異常な暑さだった。南西向きのベランダで、昼過ぎにはコンクリートが焼ける匂いがするほど。蕾が次々ついて喜んでいたのに、35℃を超える日が続いた途端、朝は元気そうだった蕾が夕方には床に落ちていた。慌てて軒下に移し、直射日光を避けるようにした。鉢はロングライフ系で、購入して1か月ほどの株だった。
蕾が落ちるたびに「自分の管理が悪いのか」と不安になった。水は足りているはずなのに、葉先が少ししおれるのを見ると胸がざわつく。「もう無理なのかな」と弱気になり、さらに日陰へ移動させた。すると今度は蕾が膨らむ前に落ちるようになり、花を一度も見られない日が続いた。
今思えば、暑さ=日陰という単純な発想に縛られていた。直射日光を避けることばかり考えて、光そのものが足りなくなる感覚に当時は気づけなかった。ハイビスカスは強い光を必要とする植物なのに、「葉が焼けたらどうしよう」という恐怖が先に立っていた。
後から振り返ると、完全な日陰ではなく、風通しのある日なたを選ぶべきだったと思う。朝だけでもしっかり日が当たる場所に出していたら結果は違ったかもしれない。あのときは「暑さ対策=遮光」と決めつけてしまっていた。それが一番のミスだった。
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