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カリブラコアが株元スカスカで骨だけになる失敗談 ホネホネミリオンベルを復活させようとして迷走した夏

2026-02-01

「まだ生きてる…よね?」と毎朝、鉢を覗き込んで独り言を言っていた。花はほとんど咲かなくなり、株元は完全にスカスカで、枝だけが残ったホネホネ状態のミリオンベル。それでも先端には少しだけ柔らかそうな新芽が見えて、期待してしまった。もう少し待てば持ち直すんじゃないか、そう思ってしまう自分がいた。

6月下旬、梅雨明け前後の蒸し暑い時期だった。連日の高温と突然の豪雨で、鉢の表面は乾いたり湿ったりを繰り返していた。日当たりは朝から15時ごろまで直射が当たる場所。切り戻しのタイミングを逃し、気づいた時には株元に葉がほとんどなく、先端だけが不自然に茂っていた。毎日霧吹きで根元を冷やしたり、窒素多めの肥料を入れて柔らかい枝を出そうとしたり、やれることは全部やったつもりだった。

それでも見た目は変わらない。水やりのたびに土の匂いがむわっと立ち上がって、「これ、もう根が弱ってるんじゃ…」と不安になる。切るのも怖い、放置するのも怖い。「ここで切ったら完全に終わるかもしれない」と思うと、ハサミを持つ手が止まった。結果、何も決断できないまま時間だけが過ぎていった。

今思えば、失敗が起きやすかった理由ははっきりしている。当時は“柔らかい芽が出ている=回復の兆し”だと都合よく解釈していた。でも実際は、株元の通気や切り戻しの遅れ、蒸れやすい環境が重なっていた。目に見える先端の芽ばかりに気を取られて、株全体の状態を見られていなかったんだと思う。

振り返ると、もっと早く割り切るべきだった。中途半端な延命を狙うより、「ここで切る」「ここで諦める」と決める勇気が必要だった気がする。骨だけの株を前に迷い続けたあの時間が、一番つらかった。ペチュニアやカリブラコアは人生みたいだな、と本気で思った夏だった。



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