ペチュニアを強剪定しすぎて骨だけになった失敗 切り戻しのスイッチが止まらなかった日
2026-02-01
8月中旬、湿度が高くて朝から蒸し暑い日だった。花摘みと株元の整理だけのつもりでベランダに出たのに、気づけばハサミが止まらなくなっていた。枝ぶりが気に入らず、「ここも違う」「これも邪魔」と切っているうちに、ペチュニアは見る影もなくホネホネの姿になっていた。
最初は軽い気持ちだった。少し風通しを良くするだけのつもりだったのに、途中で変なスイッチが入った。「どうせなら思い切ってやろう」「またすぐ伸びるでしょ」と、自分に言い聞かせるように剪定を続けてしまった。切り終えたあと、鉢を見下ろして一気に不安になった。「…切りすぎたかも」
その日は一日中その鉢が頭から離れなかった。夕方になっても見た目は変わらず、緑よりも切り口の茶色が目立つ。「一気に回復するといいけど…」と期待半分、不安半分だった。夜になってもベランダを何度も覗きに行ってしまい、完全に落ち着かなかった。
なぜあんな剪定をしてしまったのか、今なら理由がわかる。暑さで判断力が鈍っていたし、SNSで見た綺麗な仕立てのイメージに引っ張られていた。『切れば整う』という短絡的な考えしか頭になく、回復に必要な気温や株の体力をまったく考えていなかった。
後から思うと、その時期は軽いピンチや葉の整理程度で十分だった。深く切るなら、もっと涼しくなってからでもよかったはずだ。剪定は冷静なときにやるべき作業だと、身をもって知った。ハサミを持つ前に一呼吸、それができなかったのが最大の失敗だった。
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