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オーロランジュがピンク一色に…タグ通りの色が出ないハイドランジアで落ち込んだ初心者の失敗談

2026-02-02

「まあ、このままでも綺麗だよね」と自分に言い聞かせる独り言から始まった。でも正直な気持ちは違った。オーロランジュという名前で、オレンジとピンクのグラデーションを期待して買ったハイドランジアが、咲いたら見事にピンク一色だった。花数は多くて元気なのに、心だけが置いていかれた感じだった。

買ったのは5月下旬、梅雨入り前。ホームセンターの屋外売り場で、タグの写真を何度も見比べて選んだ。地植えにする場所は半日陰で、腐葉土多めの土。水も切らさないよう気をつけていた。なのに咲いた花は、どこからどう見ても単色。「あれ?土が悪かった?」「肥料?」と、毎日花を見ては首を傾げた。

いちばんつらかったのは、誰にも文句を言えないことだった。「育て方が悪いんだよね…」「素人が手を出しちゃダメだったかな」と、夜に鉢の前でぼそっと独り言を言った。花は綺麗なのに、期待と違っただけでこんなに気持ちが沈むのか、と自分にがっかりもした。

今なら分かる。当時は“植えただけで同じ色が出る”と、どこかで思い込んでいた。土質やpHで色が変わることは知識としては知っていたけど、「自分の環境では大丈夫」と勝手に思っていたんだと思う。タグの写真があまりに完成形すぎた。

振り返ると、最初から「この色にならなくてもいい」と覚悟して育てるべきだった。色よりも、花付きや株の元気さを見る視点を持てていなかった。今はそのままの花色を受け入れている。「これはうちのオーロランジュだ」と思えるようになったのは、少し時間が経ってからだった。



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