クリスマスローズの種まきでほとんど発芽しなかった話 過湿で種が消えた春
2026-02-02
黒系の種を10粒まいたとき、正直もっと芽が出ると思っていた。毎日鉢を眺めては「まだかな」と待ち続けた。春になっても出てきたのは、たった一つ。「え、これだけ?」と声が出た。
種まきしたのは前年の初夏。気温は高く、湿度も高かった。乾燥が怖くて、水をやりすぎた自覚はある。土はいつも湿っていて、触るとひんやりしていた。今思えば、嫌な予感はずっとあった。
発芽しなかったポットを掘り返したとき、種が完全に消えていた。溶けたように跡形もなかった。「ああ…やってしまった」と力が抜けた。過湿だったんだろうな、とその場で理解した。
当時は、乾かすのが怖くて水を控える判断ができなかった。種は弱い、だから守らなきゃという気持ちばかりで、バランスを考えていなかった。知識不足というより、怖さに引っ張られていた感じだった。
今なら、もっと放っておく勇気を持てたと思う。一粒だけ芽が出た苗を大事にしながら、あの失敗を何度も思い返している。種まきは希望と不安が一緒に来る。それを実感した春だった。
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