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にんじんの種を蒔いた直後に大雨が降って全滅しかけた話 発芽前に流された春まきの失敗体験

2026-02-11

正直に言うと、「まあ大丈夫だろう」と思っていた。日曜日の午後、気温は20度前後で、春らしい穏やかな空気の中、にんじんの種を蒔いた。土もそれなりに整えたし、水も軽く与えた。あとは発芽を待つだけだ、と少し安心していたんだ。

ところが翌日、朝から雨音が異様に大きかった。窓を開けると、冷たい湿った空気と一緒に、土を叩く激しい雨の匂いが流れ込んできた。「え、こんなに降る予報だったっけ?」と嫌な予感がした。昼過ぎには完全に本降りで、畝の表面が波打つのが遠目でも分かるほどだった。

そのときの気持ちは、正直かなり落ち着かなかった。「まだ発芽前なのに…」「種、流れてない?」と、何度も頭の中で同じ言葉を繰り返していた。雨の中を見に行く勇気もなく、ただ天気予報アプリを何度も更新していたのを覚えている。

数日後、雨が上がってから畑を見て愕然とした。表面の土は固く締まり、所々えぐれたようになっている。発芽はまばらで、明らかに種まき列が乱れていた。新聞紙や不織布をかけておけばよかった、と後悔が一気に押し寄せた。

今振り返ると、にんじんの種が極端に小さいことを、頭では分かっていても軽く見ていたんだと思う。発芽前の雨対策は面倒に感じて後回しにしがちだけど、この失敗で「何もしないリスク」の方がずっと大きいと身に染みた。あのときの冷たい雨の音は、今でもはっきり覚えている。



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