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涼しすぎる夏で咲かない…道北でニチニチソウが3か月育たなかった種まきの勘違い

2026-02-02

「全然大きくならない…」ポットを覗き込むたびにため息が出た。春に種まきしたニチニチソウが、3か月経っても小さいまま。葉はあるのに花芽の気配がなく、写真で見た華やかな姿とは程遠い。「こんなはずじゃなかったのに」と、焦りと不安が混じった気持ちで毎日水をやっていた。

種をまいたのは3月下旬。場所は北海道の道北で、夏でも朝晩はひんやりする地域だ。日当たりの良いベランダに置き、乾かさないよう注意して管理していた。内地は猛暑と聞くのに、こちらは20度前後の日が続き、半袖だと肌寒い日も多かった。

待てど暮らせど花が咲かず、「種が悪かったのかな」「肥料が足りない?」と考え始めると止まらない。去年は自然に咲いた記憶があるだけに、「今年だけおかしいの?」と自分を責める気持ちも出てきた。「このまま夏が終わったらどうしよう」と本気で不安だった。

今思うと、ニチニチソウは暑さが好きという基本を、頭では知っていたつもりだった。でも“夏=必ず暑い”という思い込みがあって、地域差までは考えていなかった。当時は気温より日当たりや水管理ばかり気にしていた。

あとから振り返ると、焦って手を加えなくてよかった面もあるが、「待てば咲く」と信じ切っていたのも事実だ。環境そのものが合っているか、一度立ち止まって考える余裕があれば、気持ちも少し楽だったかもしれない。あの小さな苗を前にした不安は、今もよく覚えている。だった。



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