ニチニチソウを3月下旬に種まきしたのに発芽しないまま春が過ぎた失敗体験
2026-02-02
「もう芽が出てもいい頃なのに…」と毎朝ポットを覗き込んでいた。結局その年、ニチニチソウは一つも発芽しなかった。後になっても、あの静かな土の表面を思い出すと胸がざわつく。失敗だったのだと思う。
3月28日、室内で管理すれば大丈夫だろうと軽く考えて種をまいた。発芽適温は20〜25℃と書いてあり、同じ日にまいたミニトマトは順調に芽を出していた。外はまだ朝晩が冷え、日中も春らしい暖かさと寒さが入り混じる時期だった。土は市販の培養土、覆土はごく薄く、水も乾いたら与える程度にしていた。
それでも芽は出なかった。毎日変化のないポットを見るたびに「まだかな」「今日は出るかも」と期待しては落胆した。トマトだけが元気に育つ横で、何も起きないニチニチソウが余計につらかった。「自分だけ下手なのかもしれない」と思い始めていた。
今思えば、発芽適温という数字だけを信じて、夜間の冷え込みや地温のブレを甘く見ていたのだと思う。室内とはいえ、窓辺は思った以上に冷える。種が古かった可能性や、自家採取種の発芽率の低さにも当時は気づけなかった。
後から振り返ると、同じ“20〜25℃”でも安定して保つことの難しさを理解していなかった。発芽まで動かさず、温度を優先して考えるべきだった。あの年の無言のポットは、待つだけではダメなことを静かに教えていた気がする。
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