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猛暑でまさかの消滅…ニチニチソウを夏に枯らした初体験|暑さに強いという思い込みの落とし穴

2026-02-02

最後に鉢を片付けながら、「こんなことあるんだな」と独り言が出た。ニチニチソウを夏に枯らすなんて、正直想像していなかった。暑さに強い代表みたいな花だと思っていたから、完全に油断していた。長く園芸をやってきたつもりでも、初めての失敗はやっぱりショックだった。

その年の夏は、とにかく異常だった。連日35度近くまで上がり、夜も気温が下がらない。ベランダは照り返しが強く、朝から夕方まで直射日光が当たる環境だった。最初は元気だったニチニチソウが、ある日を境に一気に元気を失い、数日で葉が落ち、花も咲かなくなっていった。水はあげていたつもりだった。

気持ちとしては、「え?なんで?」の連続だった。「ニチニチソウなのに」「夏向きなのに」と、納得できないまま様子を見るしかなかった。毎日鉢を見るたびに状態が悪くなっていくのがつらくて、「もしかして根が煮えてる?」と後から思い始めた時には、もう回復しそうな気配はなかった。

当時は暑さ=強い植物なら耐えられる、という雑な考え方をしていたと思う。猛暑といつもの夏を同じものとして扱っていた。鉢植えという条件、コンクリートの照り返し、夜温が下がらないこと、その全部を甘く見ていた。強いはず、という思い込みが判断を遅らせていた。

振り返ってみると、置き場所や遮光、鉢の素材を考え直すべきだったと思う。水やりだけでどうにかなる話ではなかったのに、「夏花だから大丈夫」と決めつけていた。結果として消滅してしまったけれど、この失敗で「強い植物にも限界がある」という当たり前を、身をもって知った夏だった。



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