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猛暑で花が咲いても実がならなかった話 ラズベリーの受粉不良に悩んだ夏の体験

2026-02-02

花は咲いているのに、実ができない。最初は肥料不足かと思った。でも違った。暑すぎただけだった。どうしようもない理由に、ただ立ち尽くすしかなかった。

山陰海側、8月。鉢植えのラズベリーを半日陰に移し、水も切らさなかった。それでも昼間は35℃近くまで上がる。花は次々咲くのに、数日で落ちていく。受粉した気配が全く無かった。

「なんで…?」と何度も覗き込んだ。葉焼けは抑えられているのに、結果が出ない。触ると花粉が乾いた感じで、指先がザラっとした。風は熱く、甘い香りだけが虚しく残った。

当時は“日陰にすれば大丈夫”と思っていた。でも気温そのものはどうにもならない。花粉が劣化するなんて、育てる前は考えもしなかった。水と日差しだけ見て、空気を見ていなかった。

今思えば、夏は「実を期待しない」覚悟も必要だった。二季成りに救われる年もあるけど、自然相手では限界がある。花が咲いただけでも十分だった、と後から思うようにしている。



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