米ぬかを冬に仕込んだのに効かない?発酵を待てずに不安になった家庭菜園の勘違い話
2026-02-03
「まだかな、まだかな」と、何度も畑を見に行っていた。正直、待つのがこんなにつらいとは思っていなかった。仕込んだ直後は期待しかなかったのに、日が経つにつれて不安のほうが大きくなっていった。
冬の終わり、2月中旬だった。米ぬかを畑に混和して、「1ヶ月もすれば変わるだろう」と勝手に思っていた。天気予報を見ると寒い日が続き、雨も少なかった。土の表面は見た目がほとんど変わらず、「本当に意味あったのかな」と疑い始めていた。
焦りが出てくると、悪い想像ばかりが浮かんだ。「やり方を間違えたんじゃないか」「量が足りなかったのか」「そもそも無駄だった?」。畑に立ちながら、何度も独り言をつぶやいていた。誰かに聞くわけでもなく、ただ不安だけが積み重なっていった感じだった。
今思えば、完全に結果を急ぎすぎていた。冬の低温で、すぐに変化が出るはずもないのに、頭ではわかっているつもりだった。でも、実際に何も起きていないように見えると、その知識は簡単に吹き飛んでいた。「何もしない時間」を受け入れられなかったんだと思う。
後から振り返ると、あの不安な時間も含めての体験だったのかもしれない。土はすぐに答えをくれない。「待つしかない」という状況がこんなに落ち着かないものだとは知らなかった。あの冬の畑を思い出すと、今でも少し胸がムズムズする。
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