米ぬかボカシでミズアブ大発生|善意で作った堆肥が地獄になった体験談
2026-02-03
ボカシ肥料づくりは楽しいものだと思っていた。米ぬかに水を足して、混ぜて、発酵させる。「これが土に返っていくんだ」と思うと、ちょっと誇らしい気分にもなる。完全に油断していた。
作ったのは暖かくなり始めた頃、初夏だった。気温は25度前後で、作業していると汗ばむ陽気。米ぬかに水を足して、適当に撹拌して、フタも甘めにして置いておいた。数日後、近づいた瞬間に異変に気づいた。ブーンという音と、独特の生臭さ。「え?」と思った時には、もう遅かった。
フタを開けると、ミズアブが大量に湧いていた。「うわ…無理…」と声が出た。動く塊みたいで、見ただけで鳥肌が立った。善意で作ったはずのボカシが、一気に恐怖の対象になった瞬間だった。「もう二度とやらない」と本気で思った。
失敗の原因は、時期と管理の甘さだったと思う。暖かい季節に、十分に密閉せず、生の匂いを出してしまったのが致命的だった。冬なら問題にならなかったかもしれないし、もっと発酵を進めていれば虫も寄りにくかったはず。でも当時は、「そのうち発酵するだろ」と楽観的だった。
今振り返ると、ボカシを作る意味をちゃんと理解していなかった。虫や動物対策も含めて「ぼかす」必要があるのに、ただ混ぜただけだった。「自然=放っておいても大丈夫」という考えは、完全な勘違いだった。あのミズアブの光景は、今でも鮮明だ。
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