夜盗虫に一晩で苗を倒された体験談|ヨトウムシを甘く見た初心者の後悔
2026-02-06
朝、庭に出て声が出た。「なんで倒れてる…?」だ。昨日まで元気だった苗が、根元からぽっきり折れて横たわっていた。葉の周りには黒い粒状のフン。嫌な予感しかしなかった。
時期は5月下旬、気温は20度前後。昼間は何も異常がなかったのに、翌朝には被害が出ていた。家庭菜園の狭い花壇で、アブラナ科の苗が数株まとめてやられていた。昼間探しても虫の姿は見えず、「鳥?風?」と現実逃避していた。
正直、怖さと悔しさが混ざっていた。「せっかく育てたのに」「昨日見ておけば…」という後悔ばかり浮かぶ。夜に活動する虫の存在は知っていたはずなのに、面倒で確認しなかった自分が情けなかった。
その夜、懐中電灯を持って見回った。土の上に、茶色っぽい太めのイモムシがぬらっと現れた瞬間、背筋がぞわっとした。ヨトウムシだった。結局、その夜だけで十数匹見つけて手で取り除いた。正直、気持ち悪さとの戦いだった。
被害はそれ以上広がらなかったが、苗は戻らない。昼間に見えないから安心、という思い込みが最大の失敗だった。小さいうちは被害が少ないと聞いて油断していたのも原因だ。
今なら分かる。フンがあった時点で夜を見るべきだった。昼と夜で世界が変わる害虫がいることを、身をもって学んだ。あの静かな夜の見回りの空気と、光に照らされた虫の姿は、忘れられない。
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