サンセベリア・ローレンティーを冬も外に置いたら一部が腐った話|北関東でやりがちな油断
正直に言うと、「今年はいけると思った」がすべての始まりだった。サンセベリアは強い、寒さにもそこそこ耐える、そう信じていた。水やりも早めに切り上げていたし、葉も張りがあって見た目は問題なかった。だから12月に入っても外管理を続けてしまったんだ。今思えば、その慢心が一番の原因だった。
北関東在住で、去年の12月は中旬までは妙に暖かかった。最高気温が10度を超える日も多く、「これなら大丈夫だろう」とベランダに置きっぱなしにしていた。夜は一桁まで下がる日もあったが、葉はピンとしていたし、触っても冷たいだけで異変はなかった。雨もほとんど当たらない位置だったし、断水気味で管理していた。
年明け後しばらくして、葉の付け根に違和感を覚えた。「あれ、ここ柔らかくないか?」と指で押した瞬間、嫌な予感がした。数日後、一本がぐらっと倒れた。「嘘だろ…」と声が出た。抜いてみると、根元が黒く、ぬるっとした感触。あの感触は今でも忘れられない。寒さでダメージを受けていたのに、気づかないふりをしていたんだと思う。
その後、被害は広がった。全体の半分近くの株で、葉の一部が腐り始めていた。慌てて腐った部分を切り落とし、使えそうな葉は挿し木に回した。結果的に生き残った株もあったが、見た目はかなり崩れた。フランシシーだけは無傷だったのが、逆に悔しかった。
なぜこんな失敗をしたのか。振り返ると「去年は大丈夫だった」という経験に引きずられていた。実際は、気温が高かっただけで、環境が良かったわけじゃない。当時は寒さのダメージが時間差で出るという感覚がなかった。葉がすぐに変色しないから安心してしまったんだ。
今なら思う。最低気温が5度を切る地域では、迷わず室内に入れるべきだった。水やりを控えていれば安全、という単純な話ではなかった。あのとき一度でも室内に入れていたら、この後悔はなかったと思う。
サンセベリアの記事をまとめて見る