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真夏の鉢増しでクレマチスを弱らせた失敗|暑さと鉢底ネットを甘く見た結果

2026-02-09

「今やらないと根詰まりするかも」と思ったのが、すべての始まりだった。真夏の猛暑日、気温35度近い午後にクレマチスの鉢増しを決行してしまった。今思えば、完全に判断ミスだった。

6月に買った5cmほどの苗が勢いよく伸び、鉢が小さく感じていた。バラの近くに置いていたため水切れしがちで、慌てる気持ちが先に立った。10cmほどの鉢に移す際、鉢底ネットを外さず、そのまま用土を足してしまったのも雑な判断だった。

作業中は汗が目に入り、土は熱を帯び、根を触る手も落ち着かなかった。「暑いけど、今日しか時間ないし…」と自分に言い聞かせていたのを覚えている。終わった直後は達成感があったが、その数日後、葉がぐったりと垂れ、色がくすんでいった。

「やってしまった…」という後悔が強かった。暑さに弱いと聞いていたのに、なぜ真夏に動かしたのか。鉢底ネットを外さなかったせいで排水も悪く、根に負担をかけた可能性も高い。

その後は直射日光を避け、鉢を下げて風通しの良い半日陰へ移動した。水も控えめにし、様子見を続けたが、回復にはかなり時間がかかった。完全復活とまでは言えず、秋まで不安な日が続いた。

この失敗が起きた理由は、「作業はいつでもできる」という思い込みだと思う。植物の都合ではなく、自分の都合で動いた結果だった。

今なら、鉢増しは休眠期か、せめて気温の落ち着いた時期を選ぶ。真夏は我慢する。その考え方に切り替えた。クレマチスは焦らせると、ちゃんと弱る。それを身をもって知った出来事だった。



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