園芸の失敗談データベース
短くまとめた読みやすい体験談・失敗談

イチゴが花は咲くのに実がならない…真夏に受粉を逃した失敗体験

2026-01-15

7月の終わり頃、四季なりイチゴの花がいくつも咲いていた。白い花が次々に開くのを見て、正直少し期待していた。だが、数日経っても実が膨らむ気配はなく、花はそのまま枯れて落ちていった。昼間は暑さで外に出る気にもならず、朝も慌ただしく水やりだけして終わらせていた。

ある日、掲示板で「暑すぎてハチやハエが動いていないのでは」という書き込みを見て、はっとした。確かに、この夏は虫の姿をほとんど見ていなかった。朝の涼しい時間帯に人工受粉すればよかったのに、そこまで頭が回っていなかった。花が咲けば自然に実になるものだと、どこかで思い込んでいた。

実がつかない株を見ながら、がっかりとした気持ちが膨らんだ。水も肥料も気をつけていたのに、なぜだろうと悩んでいたが、原因は単純だったのかもしれない。真夏の異常な暑さで、自然受粉が成立しない環境になっていたのだと思う。

当時は「夏は実がならないものなのか」と半ば諦めていたが、今思えば、自分でできることはあった。早朝の少し涼しい時間に、綿棒で軽く受粉させるだけでも違ったかもしれない。花が咲いているのに、何もしないまま見送ってしまったことが悔やまれる。

イチゴの株を前にして、花が咲くだけで満足していた自分に気づいた。実をつけるまでが世話なのだと、遅れて理解した夏だった。



イチゴの記事をまとめて見る