カサブランカの花粉を素手で触って後悔した話 雄しべを摘んだだけで指が真っ黄色になった失敗談
2026-01-29
梅雨明け直前の蒸し暑い朝、玄関前で咲いていたカサブランカの花があまりにも大きくて、花びらが落ちたら掃除が大変だなと思った。そこで、花びらが散る前に摘もうとして、ついでに受粉もさせてみようと軽い気持ちで雄しべを指でつまんだ。風もなく、湿った空気で、花の匂いがむっと濃く感じられる日だった。雄しべを触った瞬間、粉っぽい感触が指に残ったけど、そのまま作業を続けてしまった。
あとで見た自分の指が、信じられないくらい黄色くなっていて、一瞬何が起きたのかわからなかった。水で洗っても落ちない。石けんを使っても薄くなるだけで、完全には消えない。ああ、やっちまったな、と思った。花粉ってこんなに厄介だったのか、とそのとき初めて実感した。受粉どころか、ただ自分が汚れただけだな、と独り言が漏れた。
正直かなり焦った。家族に見られたら何をしたんだと思われそうだし、指先が黄色いままだと外出も気になる。花はきれいなのに、指だけがやたらと汚く見えて、気分も落ちた。軍手を使えばよかったのに、ほんの数分の作業だからと油断した自分が情けなかった。
振り返ると、花粉が多いユリ類を素手で触ること自体が危なかった。当時は「ちょっと摘むだけ」という感覚で、花粉の強さや落ちにくさを全く想像していなかった。写真や知識としては知っていたはずなのに、実際に自分の指が染まるまで本気で考えていなかったんだと思う。
今なら、作業前に手袋をするか、ティッシュやピンセットを使うだけで防げたとわかる。でもそのときは、花の美しさに気を取られて、段取りを考える余裕がなかった。次に同じことをするなら、必ず手を守る準備をしてから触ろうと心に決めた。
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