ウイルスフリー苗なら安心と思い込んだイチゴ栽培の勘違い|498円でも不安は消えなかった
2026-01-15
初めてウイルスフリー苗を買ったとき、正直ちょっと誇らしかった。恋みのりという品種で、値段は498円。高いと聞いていたけど、弁当一個よりは安い。これなら失敗しないだろう、そう思っていた。袋を開けたときの土の匂いと、整った苗姿に、変な安心感を持ってしまった。
実際の状況は、植え付け後しばらくして葉に違和感が出たところから始まった。真ん中の葉が少し擦れたように白っぽくなり、病気じゃないかと不安になる。炭疽病か、何か別のものか。ウイルスフリーなのに?という疑問が頭から離れなかった。
この失敗が起きやすかった理由は、「ウイルスフリー」という言葉を過信していたからだと思う。完全に守られるわけじゃない、という当たり前のことを、どこかで無視していた。高い苗=安全、という単純な図式に当てはめてしまったのだと思う。
後から考えると、苗の肩書きより、日々の環境や扱い方の方がずっと大事だった。葉がこすれただけでも傷はできるし、それを病気と結びつけて過剰に心配していた。もっと落ち着いて観察すればよかった。
そのときの感情は、期待が裏切られたような、がっかりした気持ちだった。高いお金を出したのに、という思いが先に立って冷静さを欠いていたと思う。結局、大きな病気ではなかったけれど、「ウイルスフリー」という言葉に頼りすぎた自分が少し恥ずかしかった。
イチゴの記事をまとめて見る
タグ